山粧う~爺ヶ岳紅葉情報2017年9月~

 

剱岳を観に行こう!

そう思い立って、爺ヶ岳へ。

 

爺ヶ岳へと続く柏原新道は、思い返せばいろんな記憶があって。

五竜や鹿島槍ヶ岳からの下山で利用した時は、その長さに集中力が途切れ、

「もう帰る!」と泣き喚き、(帰ってるのに…)、

同行者を困らせ、挙句見知らぬ登山者にまで慰められたり。

雨上がりの日に通った時は、

まぶたをブヨに刺されて、顔を腫らし

同行者に爆笑のち失笑をもたらしたり、(女性の顔見て笑うなんて失礼な奴!)

なんだかんだ、良い思い出があるのかないのか…。

ともかく、浅からぬ思いを、あたしは一方的に抱いている。

 

それでも、懲りずに何度でも爺ヶ岳に登りたくなるのは、

やっぱり、この景色!

この稜線から眺める、剱岳の迫力ったら!!!

こんな景色が待っている、って知ってしまったら、やっぱり登らずにはいられない。

ある種の中毒みたいな。

 

初めて爺ヶ岳に登頂した時、

この景色に、驚き、圧倒されて、長い時間山頂で過ごしたなー。

変な写真いっぱい撮ったなー。楽しかったなー。

なんて思い出す。

そういえば、その時ハチに刺されたな…!

なんてことまで思い出す。

やっぱり、あたしにとっての爺ヶ岳って、なにかと思い出たくさんの地のようだ。

 

そして、紅葉も、ベストタイミング!!!

もう少し待てば、ダケカンバがもっときれいに黄色く色づくのかもしれないけど、

こんなぴかぴかのお天気の日に、こんなきれいな紅葉見れたんだもん、今日がベストだと敢えて言おう!

爺ヶ岳南峰への登りも、秋の色と夏の色が入り混じって、とってもきれい。

おひさまの光もパワフル。ほんとに文句なしの秋晴れ!

冷池山荘と、鹿島槍ヶ岳の岩肌。

こちらの斜面とあちらの斜面の色の違いに、

秋の色が、じわりじわりと、深まって、そして広がっていく様子を思い浮かべてみたり。

帰り際に、ふと振り返ると、

色溢れる景色が広がっていて。

居合わせた人みんなで、息をのんで見つめた景色。

 

今日一日で、こんなにたくさんの絶景を受け取って、

どう嬉しさを表現したらいいんだろ。

贅沢な山登りだったなぁ!

 

 

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