雑誌『山と渓谷』さんの取材に同行させていただきました。
ガイドとしてではなく、同行モデルとしてのお手伝い。なんと恐れ多いんだ。
徳澤園の二代目ご主人、上條敏昭さんにお話を聞ける、という、贅沢な取材でした。
小説・氷壁の舞台となった前穂東壁を観に、奥又白池へ。
松高ルンゼと、その脇を縫うように続く中畠新道。
きっとあたし一人じゃ、心が折れて辿り着けないような、険しい道でした!
実際に見ても、写真で見ても、どこが道かわからない!!!
慶応尾根の方面かな?
前穂高岳へと続く、岩壁を横目に。
とっても荘厳な景色なのだけど、
歩いている最中は、景色を見やる余裕がない!
ものすごい斜度、なおかつ、両側が切れ落ちた、険しい道でした。
そんな険しさの中にも、ひとときの癒し。
岩岩で、常に緊張感を強いられるルートですが、
たくさんの高山植物と出会いました。
出会いと変化は突然と。
上條さんが、感動ポイントだよー、って笑顔で立ち止まり、
その先をのぞきこむと、
唐突に広がる奥又白池!
このサプライズ感。
ここまで頑張って歩いてきたあたしには、充分すぎるご褒美でした!
残念ながら、霧。
雨までちらつき出して…。
前穂東壁を眺めることは叶いませんでしたが、
ここが岳人たちが集う場所なんだね。
静かな時間が流れるような、神秘的な場所でした。
霧の流れ方がおもしろくて。
いつまでも見ていられそう…!
今回ご一緒いただいた皆さまと。
上高地に、徳沢に、そして山に携わる方々との時間。
いろんな視点からの、山や人のお話。
楽しくて楽しくて、濃く贅沢な時間でした。
ありがとうございました!
奥又白池。
バリエーションルートとされている理由がわかりました。
体力も、精神力も、判断力も必要なルートでした。
誰もが行ける場所ではないけど、
安易なハイキングで辿りつける場所ではないけど。
今回行くことができて、本当に幸せ!
この取材の様子は、
2018年5月号の『山と渓谷』に載る予定だそう。
楽しみです!