久しぶりに晴れマークの火曜日。
ケーブルカーとバスを乗り継いで、立山へ行ってきました。
今回は、立山三山を縦走したのち、大日岳へと向かいます。
紅葉シーズンと、待ちに待ったぴかぴかの晴れ。
室堂は、たくさんの人の笑顔で溢れていました。
多くの人が、雄山へと向かうなか、
あたしたちは、まず浄土山を目指して。
浄土山への急登の手前の展望台からは、
贅沢すぎる、北アルプスの眺め。
五色ヶ原、薬師岳、黒部五郎、笠ヶ岳…槍ヶ岳!
なんて素晴らしいんだ!
あまりの絶景に、早くもおなかいっぱいになりそうですが、
とにかく前へ。
浄土山を登りきると、今度は雄山、大汝、富士ノ折立がどーーんと!
雄山の急登を登っている人も、稜線を歩いている人も。
ここから見渡せるほど、澄み切った空気。
The秋晴れ、The立山、な景色に、心弾みます♪
一の越山荘を越えて、雄山へのごろごろ急登に取り付きます。
振り返ると、みくりが池と、明日向かう、大日岳。
大日岳。なんてたおやかで優雅な稜線。
お願い、天気予報がはずれて、明日も晴れますように。
雄山の山頂に近づく頃には、
ぐわん、と大きな雲が近づいてきて。
みくりが池も、雲の色に染まりました。
あたしたちが、山頂に着いた頃には、すっかり雲の中。
霊山としての、厳かな空気を感じることができました。
ちらりと、雲が切れて、黒部湖も見えました。
あぁ、あの稜線、先月歩いたなー。なんて、うれしくなったり。
歩いたところがどんどん増えたり、繋がったりして、
こうやって、どんどん山が好きになっていくんだな。
別山までの道は、強風に吹かれながら。
それでも、青空が見える、それだけでうれしい。
今年の秋は、ほんとに青空不足。
そして、そして、待望の!
剱岳っっ!
かっこいいな、もう。
そんな存在感で現れたら、好きになっちゃうよ。
あたしたちは、雷鳥沢でテント泊なので、
残念ながら、剱岳とは、ここでお別れ。
色づいた、大日岳への斜面に励まされながら、
じぐざぐ、じぐざぐ。
途中、紅葉の中に咲くチングルマに出会いました。
来年の分がもう咲いちゃったのかな?
めずらしくて、美しくて、でもちょっぴりせつない。
今夜のお宿は、MountainHardwearのHylo2!!!
シングルウォールと、ダブルウォールのハイブリッドテント。
シングルウォールかつ吊り下げ方式で設営がラク◎
はじめから前室がついているので、キャノピー買う?買わない?の自問自答もなし◎
しかも、室内が104センチもあるので、着替えものびのびできちゃいます◎
よければ見てみてね→MountainHardwear公式サイト
3人用のHylo3もあるよ。
夕ごはん!
今日は、さとさんが作ってくれました。
なんと生卵が登場ー!!!
ベーコンエッグ丼♪おいしかったよ♪
うどんとハンバーグも作ってもらって、おなかいっぱい!
接待登山ってやつ。最高!
*
でもやっぱり、天気予報は当たって。
夜半から雨。
早朝から出発して、大日岳を経由して、称名滝まで向かいます。
雨雨雨、ひたすら雨。
そして、風風風、全力の風。
修行でした。
あ、でも奇岩、巨岩の重なり合う、七福園は
おもしろい場所だったな。
そして、大日小屋から先は、滑りやすい苔むした岩の道。
道というか、もはや沢のようになっていました。
それでも、大日平は、とってもとっても穏やかで美しくて。
遥か広がる、色づいた湿原。弥陀ヶ原の風景と重なって。
ほんとに、ここでゆっくりしたーい!と思うような、素敵な場所でした。
大日平山荘のすぐ裏の、不動滝も圧巻です。お立ち寄りの際は必ずやご覧あれ!
そこから先は、ヤセ尾根の急坂。
滑る滑る。
一歩踏み出した足が、何回も滑りそうになって、
一生懸命踏みしめて歩いたので、とっても疲れちゃった。
すぐ横の、称名滝のすさまじい迫力や音、壮大な美しさを、
ひしひしと感じながら歩けました。
*
長かったけど、
快晴から暴風雨まで、一気に体験できて、
自分の足で歩いたからこそ、の景色に出会えて、
ライチョウにもいっぱい出会えて、
本当に良い山旅でした。ありがとうございました!